CBDは乳がん治療における新たな希望

参照:https://www.mdpi.com/1999-4923/14/8/1533

CBD(カンナビジオール)が乳がん治療において良好な耐容性とともに改善された治療効果を示すという最新の研究についての記事です。

カンナビス・サティバから抽出される非精神活性成分であるCBDは、神経変性疾患の治療に広く使用されていますが、乳がんを含む多くの腫瘍細胞株に対する成長抑制効果が証明されています。

さらに、CBDはがん関連の痛み、不安、うつ病を効果的に緩和することができ、特に腫瘍性カヘキシア(体重減少や筋肉の消耗などを引き起こす病状)を克服する可能性があります。

この研究では、中国の伝統的な健康増進薬であるジンセンから抽出される20(S)-プロトパナキサジオール(PPD)がCBDと共にリポソームに共載され、その相乗的な腫瘍抑制効果が調査されました。

このCBD-PPD共載リポソームは138.8nmの平均粒子サイズを示し、マウスの乳がん(4T1細胞)を持つBALB/cマウスに対するin vivo研究では、CPリポソームの良好な抗腫瘍効果が示されました。


高い腫瘍抑制率(TIR)82.2%が達成され、良好な耐容性が確認されました。

CBDは、その低毒性、高い耐容性、副作用の欠如により、安全な化合物とされています。

これは、CBD単独ではin vivoでの抗腫瘍効果が限定的であることを意味しますが、この研究ではPPDとの組み合わせ療法が、効果的で、良好な耐容性を持ち、腫瘍性カヘキシアを克服する可能性を持つ新たな抗腫瘍薬としてのCBDの開発にとって有望な戦略であることが示されました。

この研究は、CBDが乳がん治療において有望な選択肢であることを示しています。
特に、CBDは腫瘍性カヘキシアを克服する可能性があるとされており、これはがん患者の生活の質を大幅に向上させる可能性があります。

さらに、CBDとPPDの組み合わせは、腫瘍の成長を抑制する効果的な手段であることが示されています。
これらの結果は、CBDが乳がん治療における新たな治療法としての可能性を示しています。

この研究の全文はこちらからご覧いただけます。さらに詳細な情報をご希望の場合はお知らせください。


またCBDの使い方もこちらから見ることができます。

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